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障害者を障碍者や、障がい者にしてしまうのは良いことか

2015.9.28

その他

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障碍という言葉に関して敏感になりすぎている雰囲気が現代にはあります。もともと障碍というように使われていた言葉が、今は障害と疲れることが圧倒的に多くありました。
しかし、今現在、障害を障碍にしようという動きが出てきており、場合によっては障がいと言う言葉を利用する人もいます。
果たして、この漢字を変えていくという意味はあるのか・・・と疑問に感じる人もいることでしょう。

障害の有る無し関係ないくらい「ノーマライゼーション」

ノーマライゼーションは障害者(ここではこの漢字で表記します)と、健常者が同じような暮らしができるようにすることを意味します。
しかし、同じような暮らしをすることができれば、障害者も健常者も存在しなくなっていくことでしょう。しかし、おかしなことにノーマライゼーションというのは「障害者」という区別をしていることになります。
というのも、やはり差別ではなく区別をしていく上で、障害者と健常者というのは言葉として存在しなければいけません。健常者の抜本的な意識改革がされ、障害を障害として受け取らないようになれば話は変わってきますが、そのようなことはありえません。健常者から障害という概念がなくなっていくことはないでしょう。

というのも障害という概念がなくなれば、それはできる人できない人という区別になり、現代の社会は障害には優しくなってきていますが、できない人に対してはそれほど優しくありません。できない人はどんどん排除され、差別をされるようになるでしょう。
これをある意味で防いでいるのが「障害者」というカテゴリーであると言えるでしょう。(極論ではありますが・・・)
障害者というのは健常者と区別しやすい非常に特別な言葉であると言えるでしょう。これを障碍にしてしまったり、障がいにしてしまった場合、健常者との違い、区別を意識しにくくなり、障害を持っている人が不便になってしまう可能性もあると言えるでしょう。

ノーマライゼーションを実現していくためには「障害」は必要です。
※歴史上差別用語と言われるような言葉は、ある意味でその症状を理解していく上でとてもわかりやすい言葉を使っていることがあります。いたずらに言葉狩りをしてしまうことがあると、問題の本質を見失ってしまうリスクがあります。

ハローワールド編集部

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