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回復期から生活期への移行~気をつけたいポイントは~

2016.1.4

その他

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身体障がいを抱えた患者さんが、何らかの原因により入院し、やがて回復期リハビリ病棟から退院して生活期に入ります。しかし、生活期に入る事はゴールではなくスタートです。
家族にとってどんな準備が必要なのか、そして環境整備にはどのようなことをしたら良いのか、現場の声を交えて今回はお伝えしていこうと思います。

【家に戻ってからが生活期のスタート】

回復期のリハビリが終了し、いざ退院となり生活期として、在宅介護に移ります。ですが今まで病院任せだった患者さんが家に戻ると言うのは、少なからず家族の負担が増える事に繋がります。回復期のリハビリが終わり、そこで安堵する訳にはいきません。患者さんにとって、家に戻る際にしなくてはならない事は家族の負担にもなります。生活期に入る事こそが、患者さんとその家族で乗り越えるスタートと言えそうです。「生活期に入ると言うことは、そこからの問題の認識が必要。そして長期的な計画を立てて欲しい。」と言うのは、病院の現場の声でもあります。それでは、家での生活をするにあたっては、どのような事が必要になってくるのでしょうか。

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【生活期準備として必要な事とは】

まず身体が思うように動かせない。そういった場合ある程度のバリアフリー化は理想ですが、今ある家を全てバリアフリー化するのにはコストがかかります。
例えば、退院前の準備として病院スタッフが家庭訪問に行くと、自費で手すりを付けてしまったり、床上げをしてしまったりする家族もいると言います。ですが、それが医療側や介護側から見た場合や、家の構造から相応しいものかと言うと、そうでない場合もあります。
まずは家庭訪問にスタッフが行く前に焦って家族が自らの判断するのは危険も伴います。この場合はスタッフ、特にMSWと呼ばれるケアマネージャーの意見を取り入れる事が重要になってきます。家の設備面で言えば、介護保険で適切な改善が可能です。ケアマネージャーの提案を必ず参考にして、生活期の準備を整える事が大切と言えるでしょう。

また、生活期の場合は当然ながら被介護者には支援が可能ですが、介護者への支援は整っていません。そして介護保険で被介護者の為に取り付けられたものは、後で保険範囲内では改修がきかないことも頭に入れておかなければいけません。これらを含めて、患者さんへの家族の長期的なケアの計画を立てる事が最も重要になってきます。

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【様々な相談とサービスの活用を】

在宅支援は、それだけで家族の負担が増しストレスになったりと介護者の心理的影響も懸念されます。現場のスタッフの声から聞かれるのは「ケアマネージャーやデイサービス、在宅介護支援事業所のサービスを上手く利用して欲しい」という意見です。また、患者さんは日中と夜の状態が違う事が多い為、頻繁に様子を観察する事が大切になってきます。
家族が抱える問題は家族が認識することが必要です。どうしても分からない部分が出てきたら、ソーシャルワーカーやケアマネージャーとの連絡の密接化を図り、いつでも相談出来る体制を整えておきましょう。

ハローワールド編集部

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