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2016.3.8

高齢者の薬を考える・不適切投与の問題、対処療法以外に何が出来るか

高齢者(後期高齢者75歳以上)を対象とし、ある県が公表したデータによると、薬を何種類飲んでいるかの調査で約7割が5種類以上の薬を投薬されていることが分かりました。そのうち、10種類以上投薬されている人は全体の3割近くにのぼっています。
なぜ高齢者には多種類の薬が処方されるのでしょうか?また投薬以外の方法や減薬することは出来ないのでしょうか。
記事7-1

加齢による疾患増と高齢者に投与する薬の副作用は

高齢になると若年期に生活習慣病を抱えていたり、飲酒・喫煙や日常の生活、加齢による身体能力の低下などの影響により、様々な疾患を発症することもあります。疾患が重なって薬を何種類も投薬される場合も多くあります。そのため高齢者ほど投与される薬の種類が増える傾向が報告されています。高齢者への多量の薬物投与、そして懸念されるのは副作用です。内科や消化器、循環器系の薬はもちろんですが、特に投薬やそれによる副作用が怖いのは睡眠導入剤です。
高齢者になるほど睡眠の質は浅くなり、入眠も悪くなります。そのため精神疾患の有無に関わらず、睡眠導入剤を服用している高齢者は多いのです。ですが、それによる様々な危険性も高いものになります。
ひとつは依存性が挙げられます。飲み続ける事によって減薬が出来ない(睡眠導入剤が無ければ眠れない)状態になってしまうことです。そして副作用としての心配ですが、意欲低下、記憶障害に繋がったり、ふらつきによる転倒を起こして入院するなどのケースもあり、睡眠導入剤を服用する場合のリスクは高いと言えそうです。

記事7-2

薬物対処療法以外に減薬や方法はないのか?

薬は飲めば治るという必ずしもの保障はありませんが、飲まなくてはならない場合があるのも事実です。ですが多種類の薬を高齢者が減薬することは出来ないのでしょうか。
それには実際患者さんがどういう疾患の状態であるかをくまなく観察することが第一に必要になってきます。例えば降圧剤の投与で言えば血圧の乱高下が見られ、時には平常値まで落ち着く患者さんの場合は降圧剤を医師の判断のもとに中止することで安定したというケースもあります。これはあくまで一例に過ぎませんが、必ずしも飲まなくてはならない薬以外に減薬出来る場合はあるようです。
また、減薬に結びつく方法としては管理栄養士の指導の元に食生活を改善する、日常生活を正しく送ることも大切です。
また、健康な人で薬を服薬していない、また薬の種類が少ない人ほど、なるべく外に出て日の光を浴びることが大切と言われています。家の中で動かない生活を避け、毎日一定時間は外に出て、散歩などをして身体の調子を整えることが加齢と共に健康に生きていくコツと言えるでしょう。

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