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高齢者の嚥下障がい改善~食事のポイントとは~

2016.3.28

その他

加齢と共に、高齢者は口腔内の筋力も落ちるため、モノを飲み込む力も弱ってくるものです。「今まで、食べれていたのに」「食べるものに制限があるのは辛い」など、嚥下障がいで自尊心が傷つき、落ち込むことも当事者にあります。そこから、どうしたら食事のレベルを上げることが出来るか(患者さんのQOLにも値する)、満足感を得られるかは実にさまざまですが、今回は嚥下障害とそのリハビリについて、必要なことは何なのかをお伝えしていきます。

記事17-1

嚥下障がいのリハビリ概念

基本的にどのリハビリにも言えますが、「患者さんとその家族の方々がより負担を少なくし、
少しでも満足する生活を送るにはどうしたらいいか」というのがリハビリにおける概念です。
もちろん在宅でも、入院でもそれは言えることです。それでは嚥下障がいがある場合、どのように判定してリハビリすることになるのでしょうか。
リハビリに入る前に、まずどの位のものが飲み込めるのか、また本人や家族がどれだけの意思があるのかによって、リハビリの進め方もまちまちになります。

まずリハビリに入る前に、病院や事業所はあらゆる観点からの判定を元にそれぞれの患者さんに合ったリハビリをすることになります。重症度は、家、施設、誤嚥性肺炎の危険性、脱水、低栄養、窒息の危険性を判定して予後を予測したリハビリを始めます。
嚥下テストにはその評価として、反復唾液嚥下テスト、改訂水飲みテスト、食物テストなどがあり、それで嚥下の状態をみます。
訓練では口腔ケア、実際にゼリーなど飲み込みやすいものを使った方法(直接訓練法)、ガムを噛んだり口の運動を行って口腔内の筋力を向上させる方法(間接訓練法)を行ってむせがないか、また飲み込みの具合をチェックしていきます。

記事17-2

嚥下障がいのリハビリは、褒めて励ますこと


嚥下の状態が良ければ、形態を上げて食事を与え、さらに嚥下の状態をみます。
こうして、口腔内の筋肉を付けて嚥下の状態を回復させ、介護食を食べられるようになるのがリハビリの目標となります。
それでは嚥下回復のリハビリとして重要なことは何なのでしょうか。
先述しましたが「モノが食べれない」というのは本人が一番辛いこと(家族も同様)です。気分も当然落ち込みがちになるでしょう。飲み込めないのは辛いことですが周囲が「出来ない」という先入観を本人にもたせてはいけません。長い期間がかかることですが、少しでも何か食べることができたら「良く食べれたね」と褒めてあげたり、「ちょっと心配だけど、体重を増やすために頑張ってみよう」など励ましたりと本人にチャレンジさせる働きかけを家族の方がすることが大切です。本人に何より自信を持たせるように、家族の方も長い目で見守り、特に食べるところはしっかり観察することが大事です。介護事業所や病院との連携と信頼関係もうまくとることも、必要になってくるでしょう。

ハローワールド編集部

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