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地域包括ケアシステム ~精神障害者を地域に迎え入れる取り組み~

2016.8.9

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地域で精神障害者を受け入れて共に暮らしていく社会づくりへ 


厚生労働省は2017年の通常国会に精神保健福祉法改正案、「精神障害者地域包括ケアシステム」の構築を提出する予定であると発表しました。日本医師会から提唱され「これからの精神障害医療福祉のあり方に関する検討会」で議論がされましたが、まだ明確な内容の議論には至っておらず、今後関係機関との連携や都道府県と市町村の役割など引き続き議論をしていくようです。

地域包括ケアシステムとは?

地域包括ケアシステムとは、その人の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制を作っていく取り組みのことです。

このシステムは今後超高齢化社会になり高齢者が増えることが予測されていた日本で、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供できる包括ケアシステムを地域で構築していけるようにと進められてきました。包括ケアシステムの構築に向け、現在全国各都道府県市町村の4,300か所に「地域包括支援センター」が設置されています。地域包括支援センターは、「地域の高齢者の総合相談」「権利擁護や地域の支援体制づくり」「介護予防の必要な援助」などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的としており、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関で重要な役割を担っています。

高齢者だけでなく精神障害者も

今回、その高齢者の地域包括ケアシステムを精神障害者でも進めていこうという議論がされ、精神障害者の方にとってはこれ以上ない朗報となりましたよね。
住みづらくなるからと障害をクローズしていた方も、包括ケアシステムが実現していけば障害をオープンにでき安心して生活できる社会になっていくかもしれません。
今まで精神障害者の方が長期入院し自宅に戻った際、どれだけの方が今までと同じように安心して生活できていたでしょうか?自分の住み慣れた地域で生活するという当たり前のことがまだまだできにくい社会というのが現状かもしれません。
今後そんな長期入院者が安心して地域に戻れるように24時間体制で電話相談などを担う「多機能型地域支援センター」の設置も検討していくようです。

今回の議論から急ピッチで地域包括ケアシステムの構築が進み、誰もが安心して共生して暮らせる社会が早く実現してくれることを祈るばかりです

 

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ハローワールド編集部

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