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2018.9.13

刑務所内で「合同面接会」 「前科あっても戦力」 出所者の就労支援動向を解説

 過去に犯罪を行った「出所者」対象の求人誌がネット上で話題を集めています。
 「全社身元引受OK」「全社寮完備」――そう表紙に掲げる求人誌には、どのような情報が載っているのでしょうか。
今回は出所者への就労支援の動向をお伝えしていきます。


オリジナル履歴書が付録


 ネット上で話題となっているのは、専門求人誌「Chance!!」。
 出所者への就労支援に取り組む「ヒューマン・コメディ社」が発行したものです。
 求人情報だけでなく「Chance!!」には読者に役立つトピックが目白押し。
 9月1日付の最新号「Vol.3」の付録・ヒューマン・コメディ社オリジナルの履歴書も必見です。
 「オリジナル履歴書」には、「犯行歴」や、「入れ墨・指詰めの有無」といった見慣れない項目が目立っています。
しかし、履歴書が取り上げるのはネガティブな「過去」の情報だけではありません。
 「再犯の可能性について、自分ではどう考えているか」「再犯しないための決意や具体策」など、更生した自身の考え、描いている将来のあり方についてアピールできる点が最大の特徴と言えるでしょう。
 オリジナル履歴書をしっかり書くことで、強い社会復帰への決意を面接官に伝えられそうです。
 求人誌「Chance!!」はウェブ上で誰でも閲覧出来るので、是非チェックしてみて下さい。
https://www.human-comedy.com/

更生の鬼門は就職活動



 出所者の就職活動は、本人がハローワークにて求人情報を探すという形が一般的。
 「社会復帰したい」という気持ちが強くても「不採用が続くうちに心身とも荒んだ状態になり就職を諦めてしまう」といったケースは後を絶たないようです。
 また「平成 29 年犯罪白書」によると、再犯者の中で無職だった人は72.9%にも上っています。
 出所者の再犯を防ぐためにも、司法・労働分野を問わず就労支援の拡充が一層求められていると言えるでしょう。

刑務所内で「合同面接会」


 ハローワークと刑務所が一丸となって入所者を支援する取り組みが奏功しています。
 ハローワーク長野は「就労支援ナビゲーター」を長野刑務所に派遣。ナビゲーターが刑務所に駐在することで、入所中から就職に向けた相談・フォローを実施しています。
 さらに同ハローワークは、「合同面接会」など刑務所内での就職活動もコーディネート。
 実際に入所者と面接し、採用した企業のコメントを紹介します。

 「面接前は罪名に抵抗感があり気後れしていたが、話してみると真面目な印象で能力が高いと感じた。(中略)
採用から1か月で大事なポジションを任せられるほどになり、業務上の実績も高い」

 厚労省が公開している資料には、長野だけでなく各地のハローワークの取り組みがまとめられていますので、興味がある方はご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/iken/after-service-20180515/dl/after-service-20180515_houkoku.pdf

 引き続きハローニュースでは障害者分野だけでなく、「働くこと」にハンディを抱える人たちの困り事、役立つ支援機関の情報を取り上げていきます。

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