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アスペルガー症候群の治療のカギ「オキシトシン」とは

2015.9.11

HAPPYNEWS

pinky
現在、日本社会におけるアスペルガー症候群の人の割合は、100人に1人、男女比では9:1と男性の方が圧倒的に多いと言われています。
このアスペルガー症候群、まだまだ現代医療では治療方法が確立されていないため、もちろん治療薬というものもありませんでした。

信頼ホルモン「オキシトシン」とは

脳でつくられる「オキシトシン」というホルモンをご存知ですか? オキシントシンは陣痛促進や母乳分泌を促すホルモンで、マウスなどを使った研究により、社会性や協調性に深くかかわるホルモンだということがわかってきました。

アスペルガー症状が改善

今回、東京大学のチームより「オキシトシンを鼻から吸収させ続けると、他人とのコミュニケーションが苦手なアスペルガー症候群などの成人男性の症状が改善した」とする臨床研究の結果が発表されました。

研究チームによると、アスペルガー症候群や自閉症などコミュニケーション障害を主な症状とする「自閉スペクトラム症」と診断された男性20人に、オキシトシンと偽薬を1日2回、6週間ずつスプレーで鼻に吹きかけて効果を比べ検証。

その結果、20人のうち18人はオキシトシンを使った時に、話しかけても小さい声で無表情に話していたのが、笑い返したり、声に抑揚がついたりするようになった。相手に合わせてうなずく回数も増えた。また、MRIで脳を調べると、他人の感情を理解する働きなどに関わる領域の活動が活発になっていたといいます。
また今回、女性が研究対象になっていないのは、オキシトシンには子宮収縮の作用があるためです。

東京大の山末英典准教授(精神神経科)は「今後、人数をさらに増やし、安全性や効果が持続するかなどを検証していく」と述べています。現在は計114人を対象とした 試験を既に開始しているとのこと。

まだまだわからないことが多い「アスペルガー症候群」。今後医療の発達により治療薬ができる可能性を期待したいですね。

佐久間良美

佐久間良美

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