HELLO NEWS

社会をもっと幸せにするために、
知っておきたいニュースを厳選。

2015.4.9

障害者総合支援法で公的に定義された「障害者の定義」とは?

差し替え
「障害者」という言葉を口にすることはあっても、その定義について深く理解されている方は多くないかもしれません。
ではそもそも、障害者の定義とはどのようなものなのでしょうか?

たとえば障害者支援の基本法である障害者基本法では、「なんらかの障害があって、かつ継続的に日常生活や社会生活を送ることが困難」であることを、障害者の定義としています。
しかし、知的障害者福祉法では、これといった基準はありません
そこで平成25年4月の障害者総合支援法施行においては、さまざまな「障害者の基準」を決めました。

<障害者総合支援法における障害者の基準>
・身体障害者とは
 身体に障害がある18歳以上の人で、都道府県知事から身体障害手帳の交付を受けている人
・知的障害者とは
 ー知的障害福祉法にいう知的障害者のうち18歳以上の人
・精神障害者とは
 統合失調症、精神作用物質による急性中毒、またはその依存症、知的障害、精神病質などの精神疾患を持つ人(知的障害は除く)
・発達障害者とは
 発達障害があるため、日常生活や社会生活に制限がある18歳以上の人(法律上、精神障害者に含まれる。発達障害児も同様)
・難病患者とは
 難病等があり、病状の変化などにより身体障害者手帳を取得できないが、一定の障害がある18歳以上の人
・障害児とは
 身体障害、知的障害、発達障害を含んだ精神障害がある児童、または難病等があり、一定の障害がある児童

例えば、「身体障害者」は「身体障害者手帳」を持っていることがその条件とされつつも、「精神障害者」については、手帳の有無を判断の基準とはしていません。これは精神障害に対するマイナスイメージが世間ではまだまだ強く、手帳を申請しない人が多いためです。身体障害者と同じように手帳をその定義の目安とすると、多くの人が支援を受けられない、という事態に陥ってしまいかねません。

基準を設けるというのは、口で言うのかたやすいことですが、実際はなかなか難しいこと。障害の元になる「難病の範囲をどうするか」ということでかなり議論が起こったとされています。
今後の法改正の際にも、そのときの社会事情を踏まえて、新たな定義がされることになるのでしょう。

  • google plus
  • RSS
  • Twitter
  • Facebook
COPYRIGHT (c) HelloWorld co.,ltd. ALL RIGHTS RESERVED.