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2015.4.16

知的障害者、精神障害者の外出を支援する<行動援護>というサービス

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知的障害者や精神障害者の外出の際には、やはりいろんな不安がつきまとうものだと思います。
「外出先で発作やパニックを起こしてしまったら……どうなるだろう」。本人だけでなく周囲の人や家族もいったんそんな不安に陥ってしまったら、なかなか外出する気持ちも起こしづらくなりますね。自閉症の方がパニックを起こしたりすると、その身に危険が及ぶこともありますから、慎重に対応せざるを得ないでしょう。

そこで、公的な仕組みとして、重度知的・精神障害者を対象にその外出を支援する<行動援護>というサービスがあります。
この行動援護には身体介護も含まれます。
サービスの特徴として、行動時の危険回避や生活上の必要な介護はもちろん、問題が起きないように予防的・制御的な対応も含まれています。

サービス内容としては例えば下記があります。
 ●行動する際に起こるかもしれない危険を回避するために必要な援護
 ●外出時における移動中の介護
 ●排せつ・食事等の介護の際に必要な援助
 ●<予防的対応>あらかじめ目的地での行動等を理解させる等
 ●<制御的対応>起こってしまった問題行動を、適切におさめる等
 ●<身体介護的対応>便意の認識ができない者の介助等

これらのサービスを受けられるとすれば、助かることも多いでしょう。でも一方でどの程度の水準・品質で提供されるかも心配になりますよね。
そこで、サービス提供者は以下のような専門性も持つことが想定されています。
●<視点>障害特性や利用者が抱える課題について、的確に把握できるための視点を持っている
●<計画作成>利用者それぞれのニーズに合わせた計画をたてて、安心して外出ができるよう十分な事前準備を行う。単なる移動補助ではなく、利用者の要望に応じて、今まで行ったことがない場所に行くための準備を行う。
●<支援技術>外出時に何らかのトラブルが起きた際に、適切に対応することができるよう、十分な研修を受けるなど、支援者の技術が担保されている。

そして具体的に、サービス提供側は以下のような条件を満たすこととなっています。
 サービス管理責任者:知的障害者や精神障害者の直接処遇経験を5年以上有する
 ヘルパー:2年以上の経験を有する

なおこのサービスを利用できる対象範囲については、視覚障害の人へのサービスである<同行援護>と同様に、経済活動に関係した外出(通勤や営業活動等)や、長期にわたる外出(通学・通所)、また社会通念上適当ではない外出は、対象外とされています。
とはいえ、このサービスを利用することで、たとえば余暇として街へ遊びに出掛ける、など今まで行ったことがない場所、行きたいけどあきらめていた場所などを、訪れることができますね。

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