ハローワールド

介護・訓練等のサービスを受けるためには「サービス等利用計画」の作成が必要。

2015.5.7

法律

計画作成
平成25年に施行された障害者総合支援法以降、原則として全ての障害福祉サービス利用者は、利用計画を作成することが必要となっています。

この利用計画、厳密には「サービス等利用計画」と呼ばれます。
簡単に説明すると、障害者や障害児が地域で生活していく際に必要な様々なサービスを適切に活用するため、サービスの種類や量などが記載されたものであり、その計画のことです。

でもいったい誰がこの計画をたてるのか?手間がかかるのでは?と気になるところだと思いますが、計画作成は基本的に市町村から指定を受けた指定特定相談支援事業所の相談支援専門員によって行われます
依頼を受けた相談支援専門員はまず本人や家族と面接を行います。その上で面接時に聞いた意向を尊重しながら、サービス等利用計画を作成していくのです。

ところで計画作成にはどんなメリットがあるのでしょうか?
障害者本人の意向が尊重された障害福祉サービスが提供されるための重要な方針作りであり、以下のようなメリットがあると言えます。
・利用者本人と相談支援専門員が直接面接し、利用者がいったいどのような生活を希望しているのか、本当に必要なのはどんなサービスか、声を聞くことを通じ、個々の障害者にとって本当に必要な・望むサービスが明確化される。
・計画によって必要なサービスの全体像が整理され、かつケアマネジメントの手法を用いてサービス全体の情報共有と更新が行われることにより、その障害者にとって適切な支援がなされるようになる。

なおここで言う「ケアマネジメントの手法」とは簡単に言うと以下のようなことです。
 ①利用者が持っている主な希望を確認する
 ②詳細な希望と必要性を整理する
 ③希望・必要性を踏まえてサービスの利用計画をまとめあげる
 ④実際に計画に基づいてサービスが利用されている状況をモニタリングする
 ⑤モニタリング結果も踏まえつつ改めて利用者の希望と必要性を整理する
 ⑥希望・必要性を踏まえてサービスの利用計画を更新する
 (以後、④~⑥の繰り返し)
 
ちなみに、ケアマネジメントとは、「利用者や家族が納得できる地域生活を営むことができるように、さまざまな配慮を行い、地域における社会資源をうまく活用しながら、利用者と家族の生活を支えていくための実践活動」と考えられています。

障害福祉サービスの提供者においてケアマネジメントが実践されることで、障害者や家族が望む生活を実現していくことができるといえますね。

日下部敦子

日下部敦子

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