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混合診療はあり?なし?保険診療と自由診療の違い

2015.5.8

法律

混合医療 みなさんは“混合診療”についてご存知でしょうか。現在日本では3割負担で受けられる「保険診療」と全額実費で受ける「自由診療」の2つがあります。
この保険診療と自由診療を同時に受けることはできません。そこで今回はこの2つの違いについて知っていきたいと思います。

自由診療とは??

自由診療とは保険が適用されない診療のことをいいます。厚生労働省が承認していない治療や薬を使用すると自由診療となり、治療費が全額自己負担となります。

保険診療とは??

険診療は、健康保険が適用になる通常の治療のことで、通常自己負担は3割で高額療養費制度により、上限から超えた部分は払い戻しが受けられます。
上記をふまえて、「混合診療」とは、保険診療と自由診療を組み合わせた治療を受けることなのですが・・・。 現在の日本では混合診療は原則禁止されています!!

どうして禁止なの??

厚生労働省によると、
■患者に対して保険外の治療を受けさせることが一般化し、患者の負担が不当に拡大する
■科学的な根拠の無い医療が実施されてしまう
などがあげられています。

でも先進医療は別!!

先進医療とは、厚生労働省が定める高度な医療技術を用いた治療のことで、健康保険等の適用が検討されている技術のことをいいます。
先進医療の治療は厚生労働大臣が定める指定医療施設に該当する病院などにおいてのみ、通常の保険診療と先進医療の併用が認められています。なお、先進医療のうち、通常の保険診療と共通する診察・検査・投薬・入院等以外の部分は、健康保険が適用されないため全額自己負担となります。

混合診療のゆくえ
保険診療と保険外の自由診療を併用する「混合診療」の拡大を検討していた政府の規制改革会議は、今年6月、「患者申出療養(仮称)」の新設を盛り込んだ答申をまとめました。
患者さんが未承認の新薬や医療機器による治療を望めば、医師は、混合診療の申請ができるようにする。「前例のある治療」の場合は、中核病院が原則2週間で判断し、「前例のない治療」の場合は、中核病院の申請を受けた国が、専門家の意見を踏まえ、安全性、有効性を迅速(原則6週間。現行は平均6~7ヵ月)に審査。基準を満たせば、中核病院と連携する地域の身近な医療機関、診療所などでも治療を実施できるようにする、というものです。
こうなると、国内で実績のない治療が市中病院や診療所にも広がっていき、安全性や有効性が確認できない自由診療が横行する危険性が高くなります。
これは混合診療の全面解禁そのものであり、国民皆保険制度を崩壊させるもの。
50年以上続いた「国民皆保険制度」も崩壊するかも?!あなたはどう思いますか?

佐久間良美

佐久間良美

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