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2015.5.10

介護保険に切り替わる65歳以上の人でも利用できる障害福祉サービス

障害のある高齢者
障害のある人が65歳以上になると、障害福祉から介護保険のサービスに変わります。この切り替わりによって、64歳までは受けられていたサービスが利用できなくなったり、利用者の負担が増えたりするという不安の声も聞かれます。

ひとくちに65歳以上といっても、心身状況やサービスを必要とする理由はさまざまですよね。また、介護保険サービスには備わっていない機能や、利用できないサービスもあります。そのため、必ずしも介護保険サービスの利用が優先されるわけではありません。ここでは、65歳以上の障害者も利用できる障害福祉サービスについて説明したいと思います。

<介護保険が優先される場合>
介護保険サービスに同様の機能をもったサービスがある場合、障害福祉サービスを受給することはできません。これはたとえば、介護給付や予防給付、市町村特別給付などです。また、介護保険で貸与される福祉道具には、補装具と同様の品目(車いす、歩行器、歩行補助つえ )が含まれており、これらは介護保険が優先されます。

<障害福祉サービスを利用できる場合>
行動援護や自立訓練(生活訓練)、就労移行支援、就労継続支援などは、障害福祉制度固有のサービスです。介護保険サービスに相当するものがないため、これらの障害福祉サービスは、65歳以上の高齢者も利用することができます。また、次のような状況に当てはまる場合も、障害福祉サービスを利用することができます。

・身体上の障害の状況から、介護保険のサービス以上のサービス量が必要と認められる場合。

・利用可能な介護保険サービスの事業所や施設が身近にない場合。あるいは、利用定員に空きがないため、介護保険サービスを利用することが困難と市町村が認める場合(事情が解消されるまでの間に限る)。

・要介護認定で非該当と判定されるなど、介護保険サービスの利用が不可能であり、さらに障害福祉サービスによる支援が必要と市町村が認める場合(介護給付費に係るサービスについては、必要な障害支援区分が認定された場合に限る)。

また、介護保険で貸与される福祉用具は、標準的な既製品のなかから選ぶことになるため、利用者の身体状況によっては合わない場合もあります。そのため、医師や身体障害者更生相談所から個別に対応することが必要と判断された場合は、障害福祉サービスを利用して補装具として受給することができます

高齢者になるにつれて、むしろサービスは厚くしてほしいもの。まして、体の自由が制限される障害者ならなおのことです。今後、高齢化社会が進むなかで、国の制度が変わっていくことも考えられます。障害のある人も安心して老後の生活を送れるような制度の確立を望みたいですね。

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