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抗がん剤の副作用による障害が認められるなど、がんでも障害年金が受け取れる場合が。

2015.7.7

法律

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日本人の2人に1人は生涯のうち一度は罹患するといわれる「がん」。最近は働きながら治療を続け、長期間がんと共生したり、見事に克服されている方が多くなりました。

しかし、思うように治療の効果が上がらず仕事に大きく支障をきたしている、あるいは手術の結果障害が残ってしまい日常生活に苦労されている方もいらっしゃいます。

障害年金というと、脳性まひや手足を切断されたような方が受けるものだと何となく思い込んでいる方も多いのですが、実は、こうした治療を受けても長期にわたって回復しない、あるいは残念ながら治る見込みのないがん患者の方も対象としています。

収入の減少や高額な医療費に悩む方の生活の支えともなりうるものですので、ぜひ利用しましょう。働いている方や障害者手帳を持っていない方でもOK。障害年金を受け取ることで、将来受け取る年金額が減るなどということもありません

喉頭の摘出など他人にもすぐにわかる障害だけでなく、抗がん剤の副作用による激しい倦怠感や、嘔吐、貧血、また末梢神経障害によるしびれ、痛みといった内部障害でも支給される可能性があることもぜひ覚えておいてくださいね。

そもそも障害年金は通常、初診日から1年6ケ月たった日を「障害認定日」として障害の程度を認定します。しかし、手術で人工肛門や人工膀胱、尿路変更などを行った方はその手術日、在宅酸素療法を受けている方はその開始日が障害認定日となるのです。
また、胃ろう等の恒久的措置を受けている方は、その開始から原則6ケ月経過した日以降などがん関係だけでもさまざまな例外があります。

障害認定日は、通常の請求パターンでは年金をいつから受け取れるかということに連動している大切な日。請求手続きもできるだけこの日から1年以内にしなければなりません。それを過ぎますと、支給総額が減ってしまうこともありえますので気をつけましょう。

スムーズに審査を通るためには、医師に書いてもらう「診断書」の内容もとりわけ重要。いくら担当医師といえども、ひとりひとりの患者の日常生活や仕事に病気がどれほどの支障をもたらしているかをすべて把握しているわけではありません。

特に内部障害の場合には、患者が自分の状態を詳しく伝えてはじめて医師も理解するもの。診断書を渡された後で「えっ、この程度の内容?」ということにならないように、作成をお依頼する段階で改めて自分の状態をわかりやすく伝え、作成の参考としていただけるようお願いすることも大切です。

日下部敦子

日下部敦子

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