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障害年金の審査を左右する「診断書」は内容不足に注意。また自分で作る書類との整合性にも注意を。

2015.7.8

法律

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障害年金の請求を行うと、その審査は日本年金機構が行います。ここには医師を含めた複数の審査担当者がいますが、その人たちと請求者との面接などはなく、一切が提出した書類の内容だけで判断されます。

つまりその書類一式の内容が、審査担当者に請求者の状態を十分に伝える内容になっていることがとても大切なわけです。ここがおろそかだと正確に障害等級を判断してもらうことができません。

中でもカギを握る書類が医師による「診断書」です。お医者さんにありのままを記入していただければそれでいい、策を弄するようなことをしたくないと思われるかもしれませんが、そこに大きな落とし穴が。

実のところ担当医師も、患者の日常の状態をすべて把握しているわけではありません。患者から細かくヒアリングされる医師がおられる一方で、すべて自分の主観だけで判断し記入する方もおられるため、診断書をもらって初めてその内容が実態とあっていないと青ざめる患者さんも多いのです。

正確な診断書を書いていただくのは実はなかなか難しいもの。特に患者側が口下手だったり、遠慮して必要最低限のことしか話していなかったりするとなおさらです。「一所懸命治療してくださっているお医者さんに悪いから」と痛むのに黙っていたり、「異性のお医者さんにこんなこと言ったら恥ずかしい」「怒られるかもしれない」と悩みを隠しているなんてこと、皆さんも思い当たりませんか?

日ごろは医師とのコミュニケーションがそれなりにとれていると感じている方も、診断書の作成を医師にお願いする際には、面倒でも改めて自分の状態を具体的に伝え、診断書の作成の参考にしていただけるようお願いすることが大切です。口下手な方、言いたいことを忘れてしまいそうな方はあらかじめ伝えたい内容をメモしておき、お医者さんに渡すのもいいでしょう。

また、診断書の内容と、自分で記入する「病歴・就労状況申立書」の整合性が取れていることも大切です。そしてそのためには内容の具体性がカギに。日ごろから日記などで日常生活で困ったことや食事の量、労働時間などをデータとして残しておくとたいへん役立ちます。
なお正確な診断書を得るためには、場合によっては医師に写真や他の病院の書類、職場の人の証言などを資料として渡して、工夫することも価値があるでしょう。

日下部敦子

日下部敦子

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